100歳のおじー

だんぱち彦

2012年12月05日 16:57

実の祖父ではないが

実家の母親が100歳になるお爺ちゃんの面倒を見ている

耳は遠くなっているがボケる様子もなく

よく声をかけてくれる楽しいお爺ちゃん



私が実家の今帰仁に帰るときは

必ず顔を見にお爺ちゃんのうちへ行く

貝の味噌汁が好きなお爺ちゃんの為に

よく潮干狩りをして貝を持っていく

喜んでくれたら嬉しい・・・









100歳といえば私の倍の人生を歩んでいるわけで

私が100歳まで生きるとして折り返しの年齢

100まで生きるとは思わないが

これだけ長く生きているといいことも

悪いこともあるわけで

お爺のうちに行くとよく

戦争に出兵した時の話を聞かされる

あの時一緒に沖縄から戦争に駆り出された仲間は

お爺一人になってしまった



戦争中、食べるものがなくて

自然に生えている人参を掘り命を繋ぎ

帰ってきてからも畑に人参を植えて食べているそうだ

薬嫌いなお爺は、90才過ぎるまで薬を一切飲まなかった

長生きの秘訣はそれかもしれない

今でも戦争中に負った足の傷が癒えずにいるお爺



できることなら120まで生きて欲しい

別れが辛いから・・・・









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